Production I.G. 20周年記念作品 「神霊狩 ghost hound」
「神霊狩 ghost hound」を見ました!!
いや、アニメの記事ばっかり書いてるけど、ヒマしてるわけじゃないからね。ちゃんと勉強もしてるからね(笑)。
プロダクション I.G 20周年記念作品
士郎正宗×プロダクション I.G 原作
もう一つの"GHOST"の名を冠する物語
少年の心を持った大人たちに捧ぐ永遠のスピリチュアル浪漫譚、ついに開幕!!キャラクターデザインは「地獄少女」シリーズの岡真里子。
Production I.G×士郎正宗が、少年の心を持った大人たちに捧ぐ永遠のスピリチュアル浪漫譚!地方の小さな町に住む3人の少年、古森太郎、大神信、中嶋匡幸は、各々消し去ることのできない過去を持っていた。そんな彼らは突然、現世とは異なる世界“幽世”へ行き来することが出来るようになる。そして、その世界の冒険を通して“現世”、自身の脳の中と繋がっていることを発見していく…。
演出面では、映像は幽世(かくりよ)のCGもハイレベルですし、普段の背景も丁寧で、Production I.G.らしい高いクオリティーです。
音声面では、効果音の使い方が日本ホラーのようにジワジワ来る感じになっています。戦闘シーンのような派手な演出はないですが、もしも5.1chで見てなかったら評価が変わったかもしれない、と思えるくらい効果的です。
また、キャラクターが特に魅力的です。消し去ることの出来ない過去を持つ3人の中学生がみんないい味出してます。三人とも、それぞれのあり方で、「親とどう向き合うか」に苦しんでいます。
カワイイ系の太郎、不良系ツンデレのマコト、遊び人風ツンデレのマサユキと、三者三様の味があります。少しずつ変わっていく3人の関係性もいいです。
ただ残念なのは、ラストが駆け足だったせいで、マコト以外の二人がどう過去や親と折り合いをつけるのかが明確に描けていないことです。それまでが丁寧に描けていただけに本当に残念でした。
設定は前半はホラーとして始まり、中盤のサイコサスペンスを経て、終盤は士郎正宗らしい生物の実存の話になっていきます。
個人的には前半のホラーがオススメです。アニメでホラーを魅せるって難しいと思うんですよ。アニメでは実写と違って現実感がないから、「怖い」って言う感覚はもてない。だからストーリーや設定や演出がしっかりしてないといけないわけです。ホラーで魅せれるアニメっていうのは、一つ新しいジャンルを開拓したなと、思ったわけです。
ストーリーも最後が駆け足で、ちゃんと描けていないことが悔やまれます。それまでが素晴らしく、引き込まれるものだっただけに。キャラクターが話す九州地方の方言が物語を引き立てます。
幽世が結局なんだったのか、とか、この街の特殊性とは?、という中心となる話題について説明不足です。地味だけど丁寧で斬新なストーリーに引き込まれていただけに最後は本当に残念でした。
元はWOWOWで放映されたものらしいのですが、もしも尺を気にせずにOVAでつくっていたら、アニメの歴史に残る大作が出来ていただろうにな、と思うだけに残念な作品でした。決して悪い作品なワケではなくて、優れたアニメ作品だと認める作品であるだけに、残念さが際立つものでした。
「東のエデン」や「図書館戦争」のレビューでも書きましたが、Production I.G.は、やっぱり演出屋さんで、ストーリーは弱いみたいですね。
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